大体家にいる。

やりたい事だけやっていたい

失礼を突き付けられるのも有名税なのだろうか

南海キャンディーズ山里亮太さんと蒼井優さんの結婚記者会見を観た。その上で、「余計なお世話」であることは承知でちょっと書いておきたいことがあった。

 

2人が一緒になるきっかけになった、山ちゃんの相方のしずちゃんも同席して見ているこちらも思わず笑顔になる楽しい記者会見だった。

 

 

ただ、酷い部分が何回かあった。それは記者の態度だ。

 

最初に司会進行で山ちゃんの後輩芸人・GAG宮戸洋行氏が

「媒体名とお名前を言ってください」とはっきり言っていたのに、初っ端から名乗らずに質問が始まった。最初に質問をした記者が芸能レポーターで有名な井上公造氏と駒井千佳子氏で、色々な番組に出ているので媒体名はないかもしれない。それでも自分の名前はあるだろうと。

 

自分は有名だし、壇上の人間には知られているからいいと判断したのだろうか。知られているかどうかは別だろう。名乗るということは、その質問に対して責任を持つという意味合いもあると思う。名乗れないということは、そういった責任を持つ気はないということだと僕は判断した。

過去にも同じような芸能記者会見で名乗らず失礼な質問をしてネット上で批判を食らっていた記者がいた。そういう人間と同類だろう。いくら有名だろうとそう考えられても仕方ないと思う。

 

 

他にも、結婚という人生で一番と言っていいほど素敵で幸せな場面を世間に報告する大切な会見で、夫となる山ちゃんのビジュアルを「ブサイク」であると前提にして質問をしている記者も多かった。

確かに吉本のブサイクランキングで1位を取り続けていた過去があるから、芸人としてそういうキャラが作り上げられているせいもあるだろう。でもそれをあの場で何度も放つ必要があっただろうか。

 

ブサイクといういじりは、それを突き付けられる人物が笑いに変えられる才能があるかが重要になる。山ちゃんはその能力を持ち合わせていたし、それと同時に今までバラエティの司会として場の空気をうまく流れさせる能力もあったから、今回の会見は終始和やかな雰囲気で終わったと思う。

 

これ、山ちゃんが即座に笑いに変えられる能力が弱かったら相当後味の悪い会見になっていた気がする。

 

山ちゃんが自分のビジュアルや世間的なイメージを取って、「なんでこんな奴が蒼井優と」と自虐していたが、その時に蒼井優さんは横で首を振っていた。あれが山ちゃんの本当の人間性を知っているであろう人物の素の反応だと思う。

 

記者は他にも蒼井優さんのことを「魔性」だの「恋多き女性」だのといった扱いをして浮気への心配についての質問をしていた。普通なら空気は悪くなる一方だろう。

しかし、それに対して山ちゃんは堂々と「皆さんが見ていない面を見させていただいているから、そういった心配はしていない」と断言していた。それを横で聞いていた蒼井優さんは思わず顔を歪ませて泣きそうになっていた。

これは多分、今まで好き勝手メディアで書かれてきたことへの悔しさと、それらから守ってくれる山ちゃんという存在への安堵とか色々な感情が一気に溢れてきたんじゃないだろうか。

 

山ちゃんとしては、ブサイク扱いも多分大した問題じゃないのだろう。それらを笑いに変えつつ、守るべき人は守る姿勢がはっきりと見えた会見だった。

 

 

それにしても、会見をする人のキャラに関わらず、記者の無礼さが目立つことが最近よく起きるようになってきた気がする。

 

相手のキャラに合った記事を作るのもとても大切だと思う。だけど、もう少し、その会見の様子を見ている人間のことも考えた質問をしてほしいと切に思った。

 

 

 

ともあれ、2人の様子は本当に幸せそうで見ていて楽しかった。交際2カ月で結婚したことを「スピード婚」と書かれていたけど、別に初対面から2カ月というわけでもなく、友人として食事をしたりするようになったのは1年前だから、短いとは言ってもちゃんと関係を積み上げてきた結果だと思う。

会見を見ている限り、山ちゃんは彼女のことを心から大切にしそうな人間だと感じられたし、彼女はこれまでの恋愛遍歴が週刊誌に書かれているけど、そのどれとも違うタイプである山ちゃんを選んだことはしっかり将来=結婚を見据えた告白を受けたからだと思う。

 

しずちゃんも間に立って見守っていくだろうから、これからどんどん幸せになってほしい。