日本大好きの”奴ら”がやってきた
3年5ヶ月ぶりにオリジナルアルバム『BRAIN INVADERS』を本日6日に日本先行でリリースしたアメリカのパンクロックバンド・zebraheadが4日に来日して、今週いっぱいPRで大阪~名古屋~東京を駆けめぐっています。
日本を「第二の故郷」と公言している彼らはその言葉通り事あるごとに来日しています。ちなみにサマソニは過去7回と最多出演記録を持っています。(今年も決定していて8回目の出演。)
2011年にリリースされたアルバム『Get Nice!』のリード曲「Get Nice!」は、制作中に日本が東日本大震災の被害に遭ったニュースを見て心を痛め、日本を元気付けるために歌詞を書き換えて完成しました。
“誰か この世界が回転するのを止めてくれ
オレ達はあきらめないから
信じているんだ
もう一度立ち上がることを”
“落ち込んだなら
次にはしっかり立ち上がろう
すべてが張りつめているときこそ
真新しいスタートを切るんだ
それを感じ取ったなら
バラバラに崩れることなんてないはずさ
君はひとりぼっちじゃない
だって君が両手を高く上げてくれたら そうさ
オレは頑張れる
もう少しの辛抱だよ そうさ
両手を高く上げるんだ
オレ達が正しいって照明してやろう さあ
両手を高く上げるんだ”
他にも、友人関係であるMAN WITH A MISSIONと一緒に曲を作ったりと、彼らに少しでも触れれば日本のことが心から好きであることが分かります。
(ちなみに今年のサマソニで、zebraheadとマンウィズの出演日は同じ。ということは…?いろいろ期待もするよね)
また、彼らは日本のビールと「世界の山ちゃん」の手羽先をとにかく愛していて、山ちゃんで300本の手羽先と69杯のビールを一晩で消費したとわざわざfacebookで報告してくれたりしています。笑
愛しているのは日本という国だけでなく、日本のファンのこともそう。
今回の来日もツアーの予定はないものの、ラジオ出演のほかにタワーレコードでのインストアアコースティックライブと撮影会を開催。他にも、大阪と東京のバーでリリースパーティー(通例だと、zebraheadが流れるバーにファンが集まり、メンバーも普通に飲んでる。笑)のほか、メンバー本人が審査員のカラオケ大会なども予定されています。
この1週間、できる限りファンと触れ合える空間を作るために日本に来ているわけです。
今回は、これまで来日した時の映像を使って来日記念MVも作っていました。
この曲はE-girlsのカバーなのですが、ボーカルのマッティが「日本語で歌うのが夢だった」という思いを形にしたものです。(今回のアルバムで彼らはavexに移籍したためこの選曲かと思われる。)
過去には英語でラルクの「READY STEADY GO」をコピーしていたこともありました。
正直、海外バンドでリリースがあるとは言えど、ライブハウスでのツアーを予定せずにPR活動のためにわざわざ来日することはあまりないと思います。
これだけ日本を愛してくれているバンドを好きにならない理由はない!
知れば知るほど好きになれるバンドです。
彼らクレイジーだから(この上なく褒めてる)、「ニホンダイスキ!」は日本国内で人気を取るためだけのリップサービスではございません。ぜひとも頭の片隅にこんなバンドがいるということだけでも覚えていただきたい!