ゲーム機を持っていないが、ゲームは見たい#1
突然ですが、僕は何一つゲーム機を持っていません。
学生の頃はPS2とかワンダースワンとかネオジオポケットとか(なぜマイナー機に進む)持っていたんですけどね。
時代が時代なもので、スマホがあれば簡単なゲームはできるもので。
と言ってもスマホでやっているのはイラストロジックだけですけど。
それでも、近年のゲーム事情は結構細かく知っています。
なぜなら、ゲーム実況者の動画を見ているから。
以前はニコニコ動画が彼らの主なフィールドでしたが、ニコニコ運営対応のクソさ動画配信サービスとして双璧をなすYouTubeのグローバルさと視聴者数の絶対的な多さから、今ではニコニコからYouTubeへ民族大移動のようにフィールドが移り変わっています。
というわけで僕の好きな実況者を紹介したいと思います。
一言で言えば「自称日本トップ4」の皆さんです。
細かく言うと、ニコニコ動画で絶大な人気を誇っていた「キヨ」「レトルト」「牛沢」「ガッチマン」という4人です。
彼らは別にグループを組んでいるわけではないのですが、非常に仲が良くしょっちゅう【4人実況】と称してガヤガヤしゃべりながら主にパーティーゲームを遊んでいます。その際、ことあるごとにそのゲームの「日本トップ4」とふざけて好き勝手言っているので「自称日本トップ4」です。(自分達でも「自称」って言ってる)
僕がゲーム実況というカテゴリーに興味を示したのも彼らの4人実況でした。
YouTubeをなんとなく色々漁っていたら、おすすめにでてきたのがこの動画でした。
超アウトローゲーム「グランドセフトオート(GTA)」の実況なんですが、本来の楽しみ方ではなくただ自分たちの遊びたいやり方でやってるという"アホ"な動画。
これではどこかから奪ってきた車でプレイヤーをピンに見立てて轢き殺すというおふざけプレイ。
タイトルのアホさにひかれて再生ボタンを押してみたら、ド頭からアホさがにじみ出るトークと編集、そしてドラえもんでおなじみの気の抜けた音楽で一気にはまったわけです。
それで4人実況でそれぞれがローテーションで上げているGTAの動画を片っ端から見尽くしました。
それを機に彼ら個々の動画も観るようになったんです。では、それぞれの紹介とお気に入りの動画を紹介しましょう。
ガッチマン
チャンネル名が『あまり驚かないガッチマンはホラーゲームばかりやっている』というように、上がっている動画の8割ほどがホラーゲーム。
しかし、これもチャンネル名の通り、彼ほとんど驚きません。ビビりません。
彼の凄い所が三つあります。
一つは、ゲームのあらゆる要素をあらかじめ頭に叩き込んだ上でプレイしていること。ゲーム実況は鮮度が命でもあるので、人気ゲームなんかは発売日当日に上げる実況者が多いのですが、彼は発売日当日でも一度全てクリアしてから上げていることもしばしば。
しかもホラーゲームであれば、いつどこで敵が出てくるかをしっかり把握している。かといって、視聴者の楽しみを奪わないために、敵が出てくるタイミングで「この後出ます」みたいなことは言いません。これも良いところ。
さらに、空間把握能力が常人の域を超えていること。
迷路のように複雑に入り組んだマップも全て頭に入っているようで、いちいちマップを開いて現在地を確認することもなく、淡々と目的地に進んでいきます。このスムーズさが中だるみを防いでいてとても良いんです。
最後に、タイミングを知っているからできる、ベストタイミングで話す実況。
実況者ですからプレイしながら話すのですが、そのトークが一切ゲームの邪魔になりません。ムービーシーンに被らないことはもちろん、ゲームの進行にしっかり合っています。実際おまけでNGシーンをつけてくれたことがあったのですが、そこで分かったののは、数秒話すタイミングがズレただけで、その部分だけではなく前にセーブした地点に戻して取り直しをしているという驚愕の事実。
ただゲームをしながらおしゃべりしているだけじゃなく、実況者としての責任を背負ってとてつもない努力をしているというのが分かりました。このガッチマンさん(ガッチさん)が僕は一番好きです。ニコニコ動画でガッチさんがやっている有料チャンネルも登録しています。
あと、スケベなところね。そのせいでファンからは「エッチマン」とも呼ばれています。
そんな彼の動画で僕のお気に入りはこちら。
超有名シリーズのバイオハザード7です。
先に話したタイミングを図る完璧さなど凄さがはっきり分かると思います。まるでメーカーの攻略本を読んでいるような感覚になります。
ちなみに、彼が常々言っているのが
「実況を見て興味を持ったら、是非ご自身でもプレイしてほしい」ということ。
あくまで彼自身はゲームの魅力を多くの人に伝える役割を自身に課しているようです。
牛沢
「うっしー」のあだ名で呼ばれる牛沢氏。彼はアクションアドベンチャーを多く実況しています。ガッチマンと同じように、実況中にものすごくテンションが上がるというわけでもなく、彼もまた比較的淡々と実況していくのが彼の魅力の一つ。
あと、低音でええ声でツッコミを入れるところ。ムービーシーンなどで、冷静に考えておかしいだろと思うようなポイントを見逃さずツッコミを入れます。
アクションアドベンチャーが多いと書きましたが、時には「どこでもいっしょ」などのほほん系のゲーム実況も多く行っています。
彼もまた、ムービー部分ではできる限りトークが被らないように配慮しつつ、シリーズ物の場合は初めて見た人でも理解しやすいように解説を入れてくれることもあります。
落ち着いたトークとリアクションなどバランス良く観ることができるのがこのデトロイトの実況。
PS4など最新機種のゲームではなく、あえてPS2など一時代前のハードのゲームを多く実況しているのも特徴です。
残り二人、キヨとレトルトに関してはまた今度。